少しくらいほったらかしでも大丈夫!初心者向けの育てやすい観葉植物4選
乾燥にも寒さにも強く、日の当たらない室内でも枯れない、丈夫な種類を選びました。
出張や旅行、帰省などで少しくらいほったらかしになってしまっても、冬場外出中に室内が10℃を切ったとしても、一年中日陰の北向きの部屋でも大丈夫!
いつでも青々とした葉を揺らし、あなたを癒やしてくれるでしょう。
強いからと行ってぞんざいにせず、ぜひ大切に育ててあげてくださいね。
ポトス
乾燥:平気
日陰:平気
日光:好き(夏場の直射日光はNG)
寒さ:5℃以上あればOK、20℃以上でよく育つ
花言葉:永遠の富、華やかな明るさ
長く伸びるツルと大きな葉が印象的なポトス。名前は知らなくてもきっと見たことはあるはず。日光を好む植物なので、日当たりの良い窓辺がベストポジションですが、日陰でも簡単には枯れませんし、蛍光灯や電球の明かりでもしっかり光合成して育ってくれます。ツルを水に指しておくだけで根を出し繁殖するくらい生命力の強い品種なので、土ではなくハイドロカルチャーを利用した水耕栽培でも育てることができます。葉がほとんど枯れないので、枯れ葉が落ちて床を汚すこともありません。
暖かい時期はしっかり成長するので、日々の変化が感じられるのもうれしいポイント。同じポトスでも50種類以上の品種があり、品種改良も進んでいる種類なので、いくつか異なる種類を買い揃えて育てても楽しいかもしれません。ただし、中には育てるのが難しいものもあるので注意しましょう。
ユッカ(青年の樹)
乾燥:平気
日陰:平気
日光:好き
寒さ:0℃以上あればOK
花言葉:勇壮、偉大、颯爽
このユッカ、丈夫さだけなら、このページで紹介している4品種の中でもNo.1です。室内に置いている限り、水や肥料をやらなくても枯れることはまずないでしょう。
それもそのはず。ユッカは昼夜の気温差が大きく過酷なメキシコの乾燥地帯に自生する植物。ユッカにとって日本の住宅の中はとても快適な環境なのです。蛍光灯や電球の光でも光合成できますし、品種によっては-10℃まで耐えるものもあり、暖かい地域なら室内ではなくベランダや玄関先、庭などでも育ちます。ただし、乾燥に強い分、水のやり過ぎは厳禁です。土が湿っているところにさらに水をやったり、受け皿にたまった水をそのままにしたりするのはやめましょう。
現地では、果実や根が食材や鎮痛剤、シャンプー、石鹸などに利用されるなど、乾燥地帯の貴重な資源としての側面も持ちます。生長が穏やかなので長く鑑賞できますし、見た目も個性的でインテリアとしても優秀。欠点といえば、葉がとても尖っていて刺さると痛いことくらいです。
アグラオネマ
乾燥:平気
日陰:平気
日光:あまり好きではない(明るい日陰・半日陰がベスト)
寒さ:8℃以上あればOK、10~15℃くらいでよく育つ
花言葉:青春の輝き、スマート
映画「レオン」はご存知でしょうか。劇中で主人公が大切に育てていた、あの植物こそアグラオネマです。タイでは「幸せを招く宝石」として、富裕層がこぞって飾るそうです。空気中のホルムアルデヒドを吸着する、空気清浄効果を持つ植物としても知られています。
熱帯アジアのジャングルが原産なので、日陰をものともしません。むしろ直射日光が苦手なくらいなので、リビングだけでなく、キッチンや寝室、玄関、トイレなどでも元気に育つでしょう。しかし、冬はそれほど得意ではないので、暖かい環境をキープしてあげられればベストです。50種類以上あると言われるアグラオネマは、その葉の色や模様もさまざま。ぜひ、お気に入りの品種をみつけてみてください。
パキラ
乾燥:平気
日陰:平気
日光:好き(夏場の直射日光はNG)
寒さ:5℃以上あればOK、15℃以上でよく育つ
花言葉:快活、勝利
観葉植物の中では、人気・知名度ともNo.1でしょう。編み込んだ幹が特徴的な観葉植物です。なお、あの編込みは人工的なものです。幸運を呼び込み、お金をもたらす木としても知られています。 幹だけの丸太の状態になっても、土に挿せば復活するくらい生命力の強いパキラですが、他の植物同様、水のやり過ぎは禁物です。水やりは春~夏の暖かい時期なら3日に1度くらいでOK。冬場は1週間くらい(土の表面が乾いてから2,3日)はほったらかしておきましょう。ただし、冬場でも15℃以上の室温をキープしているなら、春と同じように育ってあげてください。葉っぱが垂れてきたら、それが水分が足りなくなっている合図です。水をやるときは季節を問わずたっぷりとあげましょう。